ティナ・フェイとヒコロヒー
女性のお笑いの進出についての話。
アメリカで起きたことが、10年後に日本で起こるとよく言われる。
まあ、これは、日本で起こらなかったことは、無視してのカウントだと思うので、確率的には高いわけではないのかもしれないけど。でも、いくつかの減少は日本で起こるという意味で、アメリカの動向を確認する必要はあろうかと思う。
さて、2000年代に、アメリカで女性のコメディアン(コメディエンヌ?)の台頭があった。
簡単に言うとSNLというテレビ番組で女性のコメディアンが、多く活躍したのだ。
筆頭はティナ・フェイ。
彼女がライターとして、SNLに参加してから、その後ヘッドライナーにまで上り詰める。
そして相棒のエイミーポーラー。
クリスティン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、エイミー・シューマー、などなど
彼女たちが主演で映画が作成されるほど。
今までの女性コメディアンの活躍と違うのは、日本でのお笑い第7世代のように一気に出てきたこと。
そして、脚本などがかける才能があること。
ということで、アメリカのコメディシーンを書き換えたと思われる。
その流れが、日本にもようやく来た、と思われるのは、2020年になってからと思う。The Wなども影響があるのだけれど、3時のヒロイン福田、Aマッソ加納、ラランドサーヤ、ぼる塾、ヒコロヒー、蛙亭、などなど、多種多様な女性コメディアンが、台頭してきている。
その中で、ヒコロヒーは、落ち着きぶりも含めて、対応、返し、ジェンダーギャグも含めて今風な感じがする。
日本版ティナ・フェイになれるのでは、と感じる。
笑いとは、常識をひっくり返すパンク的な要素を持っていると自分は思っているので、女性という立場を利用して、新しい視点からの笑いをどんどん作って欲しいと期待している。
これが単なるお笑いブームとして終わるのか、それとも実力的に残っていくのか、とても楽しみです。
ヒコロヒー一人だけで、売れることは、難しいとは思うんですが、他の女性芸人と切磋琢磨して、時代を作っていくことがあるかもと思ってる。
いや、単にヒコロヒーが好きなだけなのかもですけど。